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本レビュー

『常識を疑う』は難しい

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常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある

「売れる商品・売れるサービスを生み出すには、常識を疑え!」

よく見る一文である。
ところが、この「常識を疑う」ということの意味はどこか抽象的で、
いまいちピンと来ない言葉でもある。
実際、この「常識を疑う」は、言葉にすれば簡単だが、
そう簡単に思い浮かぶことではないし、形にすることはもっと難しい。

なぜなら、常に「なぜ?」「なんで?」と考える癖を付けるには、
その意識を持つ訓練が必要で、その意識が根付くには長い期間が必要だからだ。
それに、アイディアを形にして成功した経験がない人にとっては、
どんな疑いを掛けたらよいのかすらも分からない。

つまり、「常識を疑う」ことで新たな商品の価値を生み出すことができるのは、
レベルの高い頭脳を持った人間だからできること。
凡人には難しい。

そもそも、「常識を疑う」ことの目的は、
他社よりも優れたサービスや商品を生み出して「差別化」したいのだ。
だったら「常識じゃないこと」を考えることだけが方法ではない。
自分が感じた「不満」や「こだわり」を解決できる方法を考えることでも、
商品やサービスに付加価値が加わり、差別化になる。

例えば、ダイソンの羽根の無い扇風機。
不満から生み出す → 子供が指を突っ込む扇風機は危ない → 羽根の無い扇風機が欲しい
常識を疑う → なぜ、扇風機に羽根が必要なんだ?

道順は違えども、結果は同じだ。
その小さな成功体験の積み重ねの応用で、
「常識を疑う力」というものが身につくものだと思う。
そして、もし常識を疑うという超人的な力が身についた時には、
本当に無限にアイディアは湧き出てくると思う。

この仕組みがあるからこそ、「未来工業」は
平均年収700万円で年間休日140日が実現できているのだろう。

そして、フリーランスだってこの「差別化」は無視できない。
ホームページ制作費も年々下がる一方、新たな付加価値を生み出さなければ、
安い単価で叩かれて、いずれは食べれなくなっていくことだろう。
しかも、組織とは違い時間やキャパの制限がきついため、
小さいパワーで付加価値のある仕事ができるような
仕組み化をしていく必要がありそうだ。

-本レビュー

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