振替伝票とは、「科目を振り替える為の伝票」です。
ってことなんですが、私、この意味が理解できなかったんですよね…
少しずつかみ砕いて、やっと理解できました。
まず、帳簿上での「振替」とは、別の勘定科目へ移動させること。
そして、その取引を記すのが「振替伝票」です。
振替伝票の使い方 その1
一番分かりやすいのが、銀行口座から銀行口座へのお金の移動 ↓
「ゆうちょ銀行に預金してある10,000円を楽天銀行に振り替えた」と、
こんな感じで使います。
電気料金の支払いなんかも、「口座振替」なんて言いますよね。
さて、簿記初心者の私は、ここで一つの疑問が浮かびます。
振替伝票じゃなくてもよくね?
なぜ、わざわざ振替伝票を使うのか?
その仕訳なら、預金出納帳を使っても出来るじゃないか?と…
そうなんです。
さきほどの口座間の移動は、預金出納帳を使ってもいいですし、
振替伝票を使ってもいいのです。
預金出納帳を含め、現金出納帳・経費帳・買掛帳・売掛帳など、
これら「補助簿」は、振替伝票よりわかりやすく帳簿付けできます。
特に初心者の方は最初のうちは、
この補助簿を使い記帳するのががおススメです。
振替伝票だと、「どっちが貸方?借方?」ってなりますもんね。
振替伝票の使い方 その2
ただ、下記のような仕訳は「振替伝票」を使う必要がありますね ↓
例えば、預金出納帳だと片方の科目が「銀行口座」と固定されてしまいますからね。
両方の勘定科目を選択できるのは「振替伝票」だけです。
振替伝票の使い方 その3
また、振替伝票は便利な使い方があります。
それは、一つの取引で複数の科目を使った仕訳ができること ↓
複数の商品をまとめて購入した場合、振替伝票でまとめることができます。
もちろん、これも補助簿を使って複数回に分けて入力しても全く問題ありません。
ただ、振替伝票の方が楽ですし、後から見たときに見やすいですよね。